清潔感のある服装を選んでも、靴やバッグ、ネクタイなどの小物がよくないと全体的にマイナスな印象になってしまいます。しかし、必ずしも高価なものである必要はありません。自分の印象やその日の服装に合った小物を選ぶようにしましょう。そうすればさらに印象をアップさせることができるでしょう。
バッグといってもさまざまなタイプのものが販売されています。手持ちバッグのブリーフケースや肩掛けのショルダーバッグ、そしてリュックサックなどは定番アイテムだと思います。通勤手段や荷物の量などによって最適なバッグを選びましょう。自転車通勤の人はリュックサックやショルダーバッグだと両手が空くので便利です。とくに書類が多い人はリュックサックだと体の負担が軽くて済みます。パソコンを持ち歩くのであれば、自分のパソコンが入るサイズのリュックサックでクッション材が使われたものがよいでしょう。
おしゃれは足元からと言われるように靴は印象を決める大事な小物です。たとえ服装が自由な職場であっても派手すぎるスニーカーなどは避けたほうがいいでしょう。無難に合わせようとするなら革靴がおすすめです。茶色や黒などのスタンダードなタイプの革靴を選んでおけばだいたいのスタイルに合います。メンテナンスもシューズショップやホームセンターなどで売っている革靴専用のクリームを使って磨くだけで光沢が蘇りますし、簡単に清潔感を保てるのでおすすめです。
靴下が直接見えることはないでしょうが、何かのときに靴を脱いで靴下が見えたとき、穴が空いていたり、色褪せていたりするとみっともないですし、相手に不快感を与えてしまうかもしれません。派手なデザインのものはビジネスの場では合いませんので避けましょう。靴と同じように黒やグレーなどの無難な色にしておけばほとんどのスタイルに合いますし、高級ブランドでない限り金額もリーズナブルに購入できるでしょう。傷んできたものは新しいものに取り替えるようにしましょう。社内でスリッパなどの内履きを使っている人は特に靴下には注意したほうがよいでしょう。
クライアントとの打ち合わせなどではスーツを着る機会もあるでしょう。そうしたときにはやはりネクタイをしていくと印象がよくなるでしょう。ネクタイをする機会が少ない人は最近のトレンドにも注意が必要です。幅が太いネクタイは最近流行りません。色も変に目立つものは避けて好印象を与える色を選ぶようにしましょう。一般的に赤系は意思の強さを、青系は冷静さをイメージさせると言われています。
とにかくファッションセンスには自信がなくて苦手意識が強いエンジニアの方に、簡単に手軽におしゃれになれる方法を紹介します。ファッションセンスに自信がないなら無理に自分で選ぼうとしないことです。洋服を買うときはバラバラに買わずにショップの店員にコーディネイトをしてもらって一式まとめて買ってしまいましょう。ついでに靴やバッグなどの小物も合わせて買い揃えれば自らコーディネイトをしなくて済むので失敗がありません。
社会人としての身だしなみを気にするのであれば、洋服だけではなく、小物にも気を配る必要があります。ビシッとしたスーツを着ているのにキャラクターの絵が描かれたカバンを持っていたり、足元を見たら汚れたスニーカーを履いていたりしたらどうでしょうか。どんなにいい洋服も台無しです。小物にもTPOやマナーがあります。おしゃれかどうかよりも、ビジネスの場にふさわしく、清潔感があり、相手に不快感を与えないことが大切です。
ファッションへ興味が薄くセンスに自信がないため職場に着ていく服装に悩むのが嫌だというエンジニアもいるかもしれません。エンジニアの職場はほとんどが服装自由ですが、職種や業種によってはスーツ着用義務がある会社もあります。官公庁や病院などを相手に仕事をするSIerや大手企業はスーツ着用の場合が多いようです。ビジネススーツ着用義務の会社のほうが服装に悩む必要がなくてむしろ楽に感じるエンジニアもいると思います。